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当社の採用活動についてぶっちゃけてみました。

今日は当社の採用活動についてぶっちゃけてみたいと思います。

 

弊社では、11/1に天満橋拠点を新規で立ち上げるのと、2名の方が産休に入られることもあり、2ヶ月ぐらいの間に、一気に8~9名のスタッフの採用が必要になりました。

(ちなみに、先週、今週で2名とも出産されました。おめでとー^^。戻ってこられるのを楽しみにしています!)

 

さて本題です。

今までは、知り合いによる紹介やハローワークを使って採用を進めてきたのですが、今回は採用予定人数が多いのと、企業経験がある人を採用したいという背景もあり、はじめて、いくつかの採用手法を試してみました。

スタッフを採用できずに困られている仲間も多いので、まとめてみました。今後採用を検討している皆様の参考になれば幸いです。

 

<今回試してみた採用手法とコスト>

□某人材紹介会社→成果報酬(年収の30%)

リクナビnext→数十万円前半(4週間+サービス2週間)

□Indeed(月に一度、新しい求人に更新)→無料版

ハローワーク→無料

□自社HP→無料

□福祉人材サービス→無料

 

<結果>

□某人材紹介会社 紹介5名→面接0名→採用0名

・1人当たり数十万円~100万円以上の採用コストがかかるので、面接するのに躊躇してしまった結果です。よっぽど経験があったり、イケル!と確信が持てなければなかなか前に進めません。よい応募者の方もおられたのですが・・・。

・応募者の方は、人材紹介会社でNGでも、他のルートから応募すればOKとなる事もありそうです。

 

リクナビ 応募254件→書類選考通過21名(14名面接、7名面接辞退)→内定5名(入社4名、辞退1名)

・応募者数の多さは予想外の驚きでした(50件あればよいと思っていました。)

・書類選考でNGだった方にもおそらく良い方がおられるとは感じていたのですが、採用スタッフの時間確保から考えるとこれぐらいの面接人数が当社の限度です。ですので、過去の経歴として、1社当たりの勤務期間が短い方や、高齢で畑違いの業界からの方はふるいにかけざるを得ませんでした。

・後は、手軽に応募できる事もあり、志望度がそれほど高くない人が多いのも特徴です(志望動機が見えない方や、書類選考連絡をしても、反応がない方も多かったです。)

・逆に言うと、きちんと志望動機を書いておられる方とはほとんどお会いしました。

・採用出来た方は、想定外の新たな発見も含め、良い方を採用できたと思います。最近、リクナビ等のの採用媒体はダメだ、的なトーンの内容もお聞きするのですが、採用側としてはまだまだ有力な採用方法です(応募者から見ればまた別ですが)。

・今後も、ある程度の人数が必要な時は活用に値する媒体です。

 

 

□Indeed 応募18名→面接5名→内定2名(採用1名、辞退1名)

・検索キーワードでひっかけてくるからか、就労支援への志望度が高い人が多かったです。なので、面接に進む率もリクナビと比べれば高いです。

・可能性を感じる媒体でもありますが、今が旬なような気もします。今後機会があれば、有料版を活用するかどうかも含めて検討してみたいです。

 

 

ハローワーク

・以前は、ハローワーク経由でも応募があったのですが、最近は全くありません。売り手市場なので、ハローワークを経由して採用に至る人は少ないのでしょうか?

・大きな変化を感じます。

 

 

□自社HP 応募8名→面接4名→採用1名、インターン1名

・よく事業内容も読み込んでおられ、志望動機もしっかりされている方が多いです。なので、面接に進む率も高いです。

・こちらもHPを細かくみて頂ける方からの応募があると嬉しくなります。

・ただし応募の絶対数は少なく、見て頂けている率は低いので、求職者にどうやってリーチしていくかが今後の課題になりそうです。今後力を入れていきたい媒体です。

 

 

□福祉人材センター(応募1名→面接1名→採用1名)

・たまたま応募頂いた1名に対して1名採用となりました。

・以前に求人した時もあったのですが、介護業界で仕事をしてこられて、夜勤などで体力的に厳しくなった方もおられます。

・介護分野からの転職者全般に言えるのですが、忍耐強い方が多いように感じています。介護を目指す人がそうなのか、現場で心身ともに鍛えられるのかは分かりませんが、そういった人が現場にいると、助かる事も多く、有り難い限りです。

 

 

 

<成果のまとめ>

7~8月の採用活動をまとめると、予算はリクナビの数十万円に対して

内定9名→入社7名でした。

本当は後2名採用したかったので、もう少し多めに面接でお会いした方が良かったですが、それもやってみての結果論かなと。今後の課題です。また今話題のリファラル採用なんかにも取り組んでいきたいと思います。

 

コストパフォーマンスもありますが、それよりも何よりも、良い方々と巡り合えたことが嬉しかったです。同じ船に乗ってくれる仲間の存在が当社の将来に大きな影響を与えます。

 

仲間になって頂いた皆様と一緒に、また頑張っていきます!

母親が47年の職業生活を終えました。

 今朝、うちの母親から、2017年3月30日を持って47年の職業生活を終えた、というメールが来ました。

 

九州の田舎から出て来て、親族も知り合いもいない大阪の地で、僕ら兄妹を育てながら、1つの職業で47年間働き続けました。

(47年のうち、働いていなかった期間は僕ら兄妹が生まれる前後、2人併せて1年間。時代が違うとはいえ、今の自分たちの現状を考えるとすごいな、と思います。)

 

ずっと、鍵っ子で、家に帰っても誰もいない。なので、遅くまで家に帰らない習慣がつきました。病気になっても家に一人。そういった日々の中でも、特に不安なく生きて来られたのは、両親の生き方を自分なりに理解していたことがあるように思います。

(それに加えて、地域の様々な方に支えながら生きてきたからだ、という実感もあります。)

 

・何かしていないと気がすまず、休みでもずっと仕事や家事をし続けた人でした。

 

・自分のためではなく、人のために仕事をしてきた人でした。お金を自分のために使う事もほとんどありませんでした。

 

働く中で当然、様々な苦労もあったと思います。仕事を辞めようと思った事もあったかもしれません。自分も多々迷惑を掛けました。そういった日々の中でも日々頑張って生きていく姿から学ぶことも多く、自分を形作る要素になっているな、と感じる事もあります。

 

なかなか面と向かって言う事が出来ていませんが、今までありがとう、そしてお疲れ様を伝えたいと思います。

 

少し足りないぐらいでちょうど良い

最近、事業を進める上において、少し資源が足りないと感じる事が多い。

 

・お金がちょっと足りないな。

マンパワーがちょっと足りないな。

・専門的なスキルを持った人が足りないな、などなど。

 

一方で、過去には、

・使えるお金があった時もあった。

マンパワーがたくさんあった時もあった。

でもなぜか、上手く行かない事も多かった。

 

もちろん、経験やスキル不足もあったように思うが、今振り返ると、

・お金がたくさんある時は飢餓感がないので、前向きに物事を進めるドライブがかかりにくい。

・人がたくさんいる時は、仕事を作ることが目的化し、本当にやるべきことに注力できなかった。

といった事があったように思う。目的意識が低いと言われるとそれまでだが、実際の所、満ち足りている状態は弊害になる事も多い。

 

結局の所、少し足りないものがあるからこそ、出来る事や見えてくるものがあるのだと思う。

 

・少しお金が足りないから、頑張って仕事を獲得しようとする

・少しお金が足りないから、お金がかからない工夫をする

・少し人が足りないから、仕事を作ることを目的化しなくても済む

・少し人が足りないから、効率化して進めようとする

 

最近は、多くのお金が出るビジネスプランコンテストや助成、ベンチャーキャピタルからの出資等、世の中で新しい事業に取り組む環境は整ってきているように思う。しかし必要がないのに多くのお金を得たり、人を採用してしまう事により、失う事も多い。

 

特にちょっと上手く行かなくなったときに、固定費が大きいのは致命傷になる。場合によってはスタッフに辞めてもらわないといけないかもしれない。その時に

・実現したい社会へのビジョン(社会にとって良い事をしようとしている)と、

・人に辞めてもらわないといけないほど苦しい目の前の現実(目の前の人に苦難を強いる形になる)

との間で整合性が取れなくなるのである。こうなった時の事業責任者の苦悩は半端ない。事業責任者が、人が良くて、純粋であればあるほど、その葛藤に悩むことになる。

 

早めにスタッフに辞めてもらう割り切りをしてでも、次のステージに向かえるメンタリティを持っている人は、都度都度、早めに資源を投入して本気の勝負をして、上手くいかなければお金や人を捨てて、撤退すれば良い。

しかし、僕も含めて、そのようなメンタリティを持っていない多くの人は、やっぱりちょっと資源が足りないぐらいでちょうど良いんだと思う。そうでなければ、失敗から立ち直るのに、1年、2年とかかってしまい、結果としてもっと多くのものや時間を失ってしまう。

リスクを取らないという意味ではなく、大切なものや時間を無駄にしないためにも、本気の勝負をするタイミングは本当に慎重に見極めないといけない。

 

なので、今、お金やマンパワーがが少し足りない現状に対して、むしろ感謝して進めたいと思う。

人は、どんなバスに乗りたいか?

ビジョナリーカンパニー2という、とても有名な本の中に、とても有名なフレーズがある。

 

「誰をバスに乗せるか?」

 

というものである。

 

最初に適切な人をバスに乗せ、不適切な人をバスから降ろして、その後にどこに行くかを決める事が大切と言う趣旨である。ここで言うバスとは、企業や組織であり、どこに行くかがビジョンや戦略である。

 

バスを運転する側(企業側)から見ると、適切な人を乗せる(採用する)ことが大切であることは良く理解出来る。一方で、バスに乗る人から見ればどうだろうか?バスに乗る人にも、バスを選ぶ権利がある。したがって、いくらバスを運転する側が乗って欲しいと思っても、乗ってくれなければ、採用には至らない。

 

さて先週、久しぶりの方々数人とお会いする機会があった。それぞれ過去にご縁があった方々で、現在は皆さん別の会社で働いている。事業の広がりのために、是非とも関わって欲しい方々である。バスの例で言えば、バスに乗って欲しい人たちである。しかし、彼らがバスに乗ってくれるかは分からない。世の中には事業面でも条件面でも素晴らしい選択肢がたくさんあるだろう。そんな中で、どうやったら我々のバスに乗ってくれるんだろうか?

 

それには一緒に夢を見れる魅力的なビジョン・戦略であったり、彼らを大切に思う事であったり、彼らの成長に寄与したり、僕自身が魅力的な人間になったりすることが大切なんだろう。

 

つまり、我々のような中小企業においては、「誰をバスに乗せるべきか?」というキーワードは、「あなたは彼らに魅力的なバスを提供できるのですか?」という問いに対する答えとセットでないと成り立たない。

 

そしてこれは会社組織だけではなく、今進めているプロジェクトにおいても同じである。もちろん努力はするが、僕の力だけではプロジェクトの成功には不十分である。そんな時、お客様も一緒になってビジョンの実現に向かえるようなそんなバスを作りたいな、と思う。

 

まだまだ出来ることはたくさんある。

Think Big, Think Different

ある在阪ベンチャー企業(医療業界)における障害者雇用に全面的に協力することになりました(株主に大手法人が名を連ねており、採用自体はその大手法人の採用として進めることになります)。

 

障害者雇用を進めるにあたって、そのベンチャー企業の事業内容について説明を受けたのだが、この事業内容が素晴らしい。詳細はオープンにできないが、業界の素人の僕でも分かる、技術革新と成長可能性・夢がある。

 

医療技術の向上に貢献し、結果として多くの人が救われる取組になると感じられた。そんな社会的意義のある取組の中で、障害者の方の活躍できる仕事をどんどん創っていける可能性がある(障害のある方だからこそ出来るエッセンスもかなりあると感じている。)。 

 

発達障害のある人の就労支援を行う僕らにとって、本当に幸せな事。そんな取組にお声掛け頂けたのは本当に有り難く、しっかり取り組んでいきたいと思う。

 

  

もう1つ別の視点で、経営者としての立場、夢追い人としての立場から。

 

説明を受けて・・・、これは凄い!という事業に出会えた。これこそ、イノベーションというものなんでしょう。聞く所によると、元々は、一人の技術者が独自で黙々と開発を進めており、そこに医療業界のそうそうたる企業や大学が飛びつき、一人ではどうにもならないので、事業上は直接関係ないが、技術者の方と縁があった大手法人が株主として支援することになったのだとのこと(この大手法人も懐が深い)。

 

事業自体も100億円をはるかに超えるレベルを目指せると思うし、一人の技術者が出来る範囲をはるかに超えている。大手の企業や研究機関が長期間かけてもできなかった事を、一介の技術者が実現し、特許を取ってしまった。

おそらく、色々と困難さがあったと思うが、それを乗り越えて実現に向かっている。この技術者の方の熱意や志のなせる業なんだろうと感じた。

 

 

この技術者の方を心から尊敬すると共に、勇気づけられた。

 

Think Big, Think Different

 

この言葉がこれほど、腑に落ちたケースも久しぶり。関西にこのような企業がある事が本当に嬉しいし、本当に良いご縁を頂きました。

捨てる事

8月初めてのブログです。こんなに何も書いていないのに、1日10件程度のアクセスがあるので、ブログと言うのはすごいもんだなぁ、と思います。

 

さて、近況を報告すると、最近色々な場面でお声掛けを頂くことが増え、それに対応するうちに重要な事が少しずつ先延ばしになっています。

 

そこで今一番感じているのが、「捨てる事」の大切さです。お声掛け頂いたのに、役割を担えなかったり、お断りしたりすると、申し訳なく感じることも多いのですが、そもそも、自分が求められたことでしっかりと力を発揮すれば良いのであって、どう思われようがあまり気にする必要はないのかな、という境地に最近は至ってきました。

リオオリンピックをみていて、金メダルを取れなかった日本人選手が、申し訳ない、というようなコメントがみられますが、ご自身が頑張った結果なので、本来、他人がどう思おうと関係ないのではないかと思います(といってもあれだけ注目されると、平常心でいるのは難しいと思いますが。)。

 

それよりも自分たちの活動にしっかりと取り組んだり、その活動結果や自分たちのビジョンを発信する事で、自分たちと考えが近い人たちの興味を引く方が良さそうです。

 

ちなみに、これだけさぼっているブログですが、ブログをみて興味を持ちました、とか一緒に事業をやりませんか?といったお声を頂くことがありました。ちゃんと書けば、考え方を伝えられる、素晴らしい広報媒体になるんだろうなぁ、と感じています。

 

改めて頑張っていきます!

自分に不足していたものに気づかされた話

今日は自分に不足していたものを、ある資格の養成講座に通う事で気づいた経験の話です。

 

自分のバックグラウンドとして、クリティカルシンキングとか、事業企画、マーケティングや財務等の分野の知識は一通りかじっていましたし、実務上もある程度の経験はして来ました。

しかし、30歳を越えたあたりから、上記のようなスキルだけでは、仕事上の結果を出すための限界も感じていました。実際に上手く行かない場面に直面し、自分に何が足りなくて、何が必要なのか理解できていませんでしたので、かなり右往左往しましたし、周りにも大変ご迷惑をおかけしました。

 

その時に、知人に教えてもらったのがカウンセリングという領域でした。カウンセリングについての話を聞いた時に、自分に足りないのはこれじゃないか、と直感的に思い、その場で産業カウンセラーの養成講座に申し込みました。その資格取得のプロセスを経て、人の話を聴く、理解しようとするスタンスが根本的に自分に抜け落ちているのだと実感しました。それまでは、正しいか、合理的か、しっかりと考えているか、と言った事でしか物事を見ていなかったように思いますが、人はそれぞれの立場によって、正しさや合理性、優先順位は変わります。

 

相手の立場に立たず、自分の立場から見た正しさや合理性でしか物事を見ていなかったこと、人の話を聞くチカラや人間力といった所がスポッと抜け落ちていて、愕然とした記憶があります。長年の習慣なので一朝一夕には改善しませんが、少なくとも意識することで、気付いた時に振り返って自省することはできます。

 

それ以外に、小学校の時から言われ続けてきた落ち着きのなさを、同じく学んでいる周りの仲間から指摘されて、ああやっぱり、という経験もしました。現在も、会議中、1つの場所に座っていられる事が少なく、歩き回っている事が多いので根本的に改善していないのですが(笑)、少なくとも落ち着きがない事を自覚出来ています。

 

現在、カウンセラーとして活動する事はないですが、この養成講座に通った事により、社内外の皆さんや障害のある方と話をする際のスタンスや、マネジメント、合意形成に幅が出たように思っています。また、営業や事業企画と言った、一見関係なさそうに見えるテーマに大いに生きています。

 

この件以降、自分に足りなくて、かつ今後必要そうなものに対しては積極的に飛び込むようにしています。それが短期的に自分に関係なさそうな分野でも長期的には活きてくる実感があります。今、ちょうど自分の未充足感が高まっていますので、多分また色々と飛び込む時期なんだろうと思います。

 

さて、これから何をしましょうかね^^。