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自分に不足していたものに気づかされた話

今日は自分に不足していたものを、ある資格の養成講座に通う事で気づいた経験の話です。

 

自分のバックグラウンドとして、クリティカルシンキングとか、事業企画、マーケティングや財務等の分野の知識は一通りかじっていましたし、実務上もある程度の経験はして来ました。

しかし、30歳を越えたあたりから、上記のようなスキルだけでは、仕事上の結果を出すための限界も感じていました。実際に上手く行かない場面に直面し、自分に何が足りなくて、何が必要なのか理解できていませんでしたので、かなり右往左往しましたし、周りにも大変ご迷惑をおかけしました。

 

その時に、知人に教えてもらったのがカウンセリングという領域でした。カウンセリングについての話を聞いた時に、自分に足りないのはこれじゃないか、と直感的に思い、その場で産業カウンセラーの養成講座に申し込みました。その資格取得のプロセスを経て、人の話を聴く、理解しようとするスタンスが根本的に自分に抜け落ちているのだと実感しました。それまでは、正しいか、合理的か、しっかりと考えているか、と言った事でしか物事を見ていなかったように思いますが、人はそれぞれの立場によって、正しさや合理性、優先順位は変わります。

 

相手の立場に立たず、自分の立場から見た正しさや合理性でしか物事を見ていなかったこと、人の話を聞くチカラや人間力といった所がスポッと抜け落ちていて、愕然とした記憶があります。長年の習慣なので一朝一夕には改善しませんが、少なくとも意識することで、気付いた時に振り返って自省することはできます。

 

それ以外に、小学校の時から言われ続けてきた落ち着きのなさを、同じく学んでいる周りの仲間から指摘されて、ああやっぱり、という経験もしました。現在も、会議中、1つの場所に座っていられる事が少なく、歩き回っている事が多いので根本的に改善していないのですが(笑)、少なくとも落ち着きがない事を自覚出来ています。

 

現在、カウンセラーとして活動する事はないですが、この養成講座に通った事により、社内外の皆さんや障害のある方と話をする際のスタンスや、マネジメント、合意形成に幅が出たように思っています。また、営業や事業企画と言った、一見関係なさそうに見えるテーマに大いに生きています。

 

この件以降、自分に足りなくて、かつ今後必要そうなものに対しては積極的に飛び込むようにしています。それが短期的に自分に関係なさそうな分野でも長期的には活きてくる実感があります。今、ちょうど自分の未充足感が高まっていますので、多分また色々と飛び込む時期なんだろうと思います。

 

さて、これから何をしましょうかね^^。